脳卒中の上肢機能評価を理解する。〜ICFに基づいた評価〜
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管理人のYudai@yudai6363)です。

 

 

今回は、国際生活機能分類(ICF)に基づいた

解説していきます。

身体機能レベル

▶︎Fugl-Meyer assessment(FMA)

 

FMAは、脳卒中後の上肢麻痺に対する評価でゴールデンスタンダードであり、Brunnstrom recovery stage(Brs)の採点する点数よりも細分化した検査です。

 

 

FMAは全33項目各項目3点法計66点で示されています。

 

 

FMAの上肢運動項目は、4つの下位項目から構成されています。


(A)肩/肘/前腕 

(B)手関節 

(C)手指 

(D)協調性/スピード性

 

 

 

▶︎Brunnstrom recovery stage(Brs)

 

BRSは東アジアの一部で使用され日本では知名度は高いですが、世界的認知度は低い評価です。

 

BRSは上肢・手指ともに6段階に分けます。

 


image:Brunnstromの運動検査による回復段階Barthelndexおよびその判定基準

 

 

 

▶︎Modified Ashworth Scale(MAS)

 

MASは上肢運動麻痺に併発する痙縮の評価です。

 

評価法としてセラピストが対象者の麻痺手を他動的に全可動域動かした際に、セラピストが主観的に感じた抵抗の大きさや質によって0〜4段階に分けます。

 


image:上下肢痙縮へのボツリヌス注射とリハビリテーション

 

 

 

 

活動レベル

▶︎Action Research Arm Test(ARAT)

 

ARATは世界的に活動レベルで用いられる評価です。

 

ARATは、4つの大項目から構成され、19下位項目があります。

・掴む

・握る

・摘む

・粗大動作


各項目0点〜3点で採点を行い、総合点57点と設定されています。

 


image:InterRehaのHPより

 

 

 

▶︎Wolf Motor Function Test(WMFT)

 

WMFTは、15項目から構成されています。

 

評価内容として、

・6つの単純な関節運動評価

・物品を使用する9つの評価

が含まれています。

 

評価が進むにつれて課題が複雑になる様に順序立てており、近位関節から徐々に遠位関節が関与する動きを伴うように構成されています。

 


image:WMFT評価用紙

 

 

 

▶︎STEF

 

STEFは、日本で30年以上の歴史を持っており最も普及している評価です。

 

10種類の下位項目から構成されており、各0点〜10点で採点します。総合点100点となっています。

 


image:SAKAImedより

 

 

 

▶︎Box and Block Test(BBT)

 

BBTは、1分間に移動できるブロックの数が点数として採用されます。

 

対象者は、可能な限り多くのブロックを箱の中から隣接した箱の中に移動させ、出来たブロック数によって得点を出します。

 


image:SAKAImedより

 

 

 

 

参加レベル

▶︎Motor Activity Log(MAL)

 

MALは、日常生活における対象者の主観的な麻痺手の使用頻度と動作の質を測るための検査です。

 

基本的には対象者が自己評価するものであり、半構成インタビューにて形成されます。

 

image:新しい上肢運動機能評価法・日本版MotorActivityLogの信頼性と妥当性の検討

 

 

 

▶︎カナダ作業遂行測定(COPM)

 

COPMは、直接場面にて対象者の作業遂行(セルフケア・生産活動・レジャー)などに対する主観的な捉え方の継続的な変化を追うための個別的な評価になります。

 

対象者にとって重要な活動に対して、その時々の重要度・遂行度・満足度を10段階で採点します。

 

image:COPMの活用で、当事者主体の作業療法を

 

 

 

 

まとめ

 

各評価内容を理解し実施している評価は、「機能レベル・活動レベル・参加レベルのどの部分を評価しているのか」また、「評価を取る事により、対象者の現在の状態や状況を伝える事」が評価を行ううえで大切だと思います。

 

 

 

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