意識・覚醒障害を理解する。〜メカニズム・評価・介入方法〜
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管理人のYudai@yudai6363)です。

 

今回は、意識・覚醒障害についてを解説していきます。

 

意識障害とは

 

意識は、注意や行動・言語などの高位機能の基盤であり、意識・覚醒をあげる事は、基盤的認知能力の底上げになります。

 

また意識には、「覚醒」「認知」といった2つの要素があります。

 

覚醒は、覚醒度としての意識水準を指します。

 

認知は、自己や周囲の認識といった意識の内容を指します。

 

意識障害は様々な原因により、意識水準の機能調整が障害される事で発症されます。

 

 

 

意識と上行性網様体賦活系

意識水準は、上行性網様体賦活系(ARAS)という脳幹から大脳皮質全体への上行性投射により調整されています。


image:ACMoRより一部修正

 

 

脳幹網様体

脳幹網様体には、意識を覚醒状態に保つ役割があります。

 

また脳幹網様体は、中脳から橋にかけての背側に存在し、脳幹網様体の興奮が視床を介して大脳全体を興奮させる事で覚醒状態を保ち、注意や認知、感情等のコントロールが可能となります。

 

 

 

意識障害の分類と評価

意識障害の分類

意識障害は覚醒度により、

・傾眠

・昏迷

・半昏睡

・昏睡

・深昏睡

に分類する事が出来ます。

 

 

意識障害の評価ツール

意識レベルの客観的評価には、

・Japan Coma Scale(JCS)

・Glasgow Coma Scale(GCS)

が用いられています。

 

◯Japan Coma Scale(JCS)

 

Glasgow Coma Scale(GCS)

 

知能評価では、

・長谷川式簡易知能評価スケール(HDSR)

・日本版ミニメンタルステート検査(MMSE−J)

が挙げられます。

 

また言語性を伴わない評価としては、レーブン色彩マトリックス検査(RCPM)があります。

 

 

 

介入方法

リハビリテーションにおける、意識・覚醒をあげるアプローチ法を述べていきます。

 

感覚受容器による刺激入力

意識レベルを向上させるアプローチとして、体性感覚の入力が重要となります。

 

その中で"メカノセプター"という感覚受容器を用いたアプローチを行っていきます。

 

メカノセプターは足底に多く存在し、立位保持・座位保持する時に体重がどこにかかっているかを察知する「センサー機能」としての役割があります。

 

足底のメカノセレプターからの情報は脳幹に送られ、視床を経由し大脳全体に伝わります。

 

そこから各筋に命令を出してバランスをとっています。

 

つまり、メカノセレプターへの刺激入力をする事によって、大脳全体を活性化させ覚醒状態を保つ事が出来ます。

 

 

背面解座位

意識レベルを向上させる方法として「背面開放座位」があります。

 

背面解放座位とは、頭部・背部を椅子などの背もたれに付けずに解放させたままで、床面に対して垂直に保ち自力保持する姿勢です。

 

背面開放座位は、背面密着座位よりも優位に交感神経の亢進を認めます。

 

つまり意識を回復させる為には、背面開放座位が有効であるとされています。

 

 

 

まとめ

意識とは、注意や行動、言語などの高位機能の基盤であり、意識・覚醒をあげる事は、基盤的認知能力の底上げになります。

 

意識・覚醒に対しての介入として、「感覚受容器による刺激入力」や「背面開放座位」を組み合わせた介入する事で、意識・覚醒レベルの向上を図ります。

 

 

 

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