脳画像を理解する。〜感覚神経路編〜
Pocket

ブログを運営しています、Yudai@yudai6363です。

今回は、各脳画像から感覚神経路の見つけ方について解説していきます。

 

この記事を読む事により、
・各脳画像から感覚神経路を見つける事が出来ます。
スポンサードリンク



感覚神経経路とは

感覚神経は、身体の各所にある"感覚受容器から脳まで伝達される上行性の経路"となっています。

感覚神経路は大まかに分けて、「前脊髄視床路」「外側脊髄視床路」「内側毛帯路」「脊髄小脳路に分類で出来ます。

前脊髄視床路

前脊髄視床路は、「粗大感覚」を伝える経路です。

・粗大感覚とは、何かが触れているのは分かる。といった大まかな感覚です。

 

外側脊髄視床路

外側脊髄視床路は、「温痛覚(温度や痛み)」を伝える経路です。

 

内側毛帯路

内側毛帯路は、「深部感覚」と「識別性触覚」を伝える経路です。

「深部感覚」とは、振動覚や位置覚が含まれ、「識別性触覚」とは、繊細な感覚であり、触れている部位や物体の性状が分かる。といった触覚となります。

 

脊髄小脳路

脊髄小脳路は、「嚥下」や「歩行の調節」「姿勢の保持」に関与している神経路です。

 

今回解説していく順として、「中心後回→視床→中脳→橋→延髄」にかけて述べていきます。

 

 

スポンサードリンク


 

 

「中心後回」から感覚野を見つける

中心後回から感覚野を見つける上で、中心溝は「コブ」の形をした構造物になっています。中心後回の中の「コブ」の対面が上肢領域の感覚野になり更に中心後回の外側領域は顔面・口腔領域の感覚野であり、「コブ」より内側領域は体幹・下肢の感覚野になります。

 

下肢の感覚野と運動野を特定には難しく見極めるポイントとして、下肢の感覚野と運動野がある"傍中心小葉は「コ」の字型で囲まれており、「コ」の中には中心前溝と中心溝が存在"しています。下肢の感覚野は、傍中心小葉のうち「中心溝より脳後方に存在し、下肢の運動野は、傍中心小葉のうち中心溝と中心前溝の間に存在します。

 

 

「視床」から感覚神経路を見つける

視床から感覚神経路を見つける上で、視床の特定は容易に出来ますが、大事な事は「視床の中のどこを通っているのか?」です。

感覚神経が通る場所として、視床の「後外側腹側核(VPL)」と「後内側腹側核(VPM)」と呼ばれる部分になります。

基本的にこの部分は「全ての感覚神経が共通する中継地点」です。

後外側腹側核(VPL)
四肢体幹の体性感覚に関連
後内側腹側核(VPM)
顔面感覚に関連

 

 

「中脳」から感覚神経路を見つける

中脳から感覚神経路を見つける上で、中脳の感覚神経路は、大脳脚より後方外側に存在します。

中脳の感覚神経路の見つけ方として、中脳は「ミッキーマウス」の形をしており、丁度「ミッキーマウスの頬」の辺りを通ります。具体的に解説すると、感覚神経路は赤核と黒質の間のラインから脳後方に向かって順に、「内側毛帯」「前脊髄視床路」「外側脊髄視床路」と並んで存在しています。

 

 

「橋」から感覚神経路を見つける

橋から感覚神経路を見つける上で、橋の感覚神経路は、錐体路より後方に存在します。細かい内部構造は脳画像では判断しにくく、"各感覚経路を見分ける事が難しい"とされています。なので、橋においては大まかな場所の把握が限界です。

 

 

「延髄」から感覚神経路を見つける

延髄から感覚神経路を見つける上で、延髄の感覚神経路である前脊髄視床路と外側脊髄視床路は合体しており、まとめて「脊髄視床路」と呼ばれています。

感覚路の見つけ方として、延髄は「三段餅」の形をしています。「上段」では、錐体路が通る延髄錐体が存在し、「中段」では、中央には内側毛帯外側には脊髄視床路が存在します。「下段」では、外側に脊髄小脳路が存在し、"嚥下や歩行の調節、姿勢の保持"に関与します。

 

 

本日も最後まで読んで頂き有難う御座いました。

 

 

スポンサードリンク