脊柱の構造を理解する。〜解剖学・運動学編
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管理人のYudai@yudai6363)です。

 

本日は、脊柱の構造についてまとめていきます。

 

内容自体は、解剖・運動学を中心とした基礎的な要素が大半となっています。

 

復習等で活用して頂ければ幸いです。

 

脊柱の構造

脊柱は7個の頚椎、12個の胸椎、5個の腰椎、5個の仙椎、3〜5個の尾椎より構成されます。

 

また仙椎は30歳までに骨癒合し、尾椎は20歳代後半に骨癒合します。

 

 

 

生理的弯曲

脊柱には生理的弯曲が存在します。

 

頚椎では前弯し、胸椎では後弯、腰椎では前弯、仙椎では後弯しS字カーブを描いています。

 

また生理的弯曲は、活動量に大きく関係しています。

 

生理的弯曲は、地面からの衝撃を緩和し、頭部への振動を軽減する役割を持つ為、活動量が高くなる時期(青年期〜壮年期)にはS字カーブが重要となってきます。

 

また、活動量が低下する老年期では、重力に従って胸椎の後弯が増強し、腰椎の前弯が減少していきます。

 

こうした生理的弯曲の変化は、姿勢やバランス能力などにも影響を及ぼします。

 

 

 

各椎体の特徴

頚椎

頚椎の最大の特徴は、横突孔が存在することです。

 

横突孔は横突起にあり椎骨動脈、静脈の通路となっています。

 

 

胸椎

胸椎は最も典型的な基本的形態をもつ椎骨であり、肋骨との関節面をもつことが大きな特徴です。

 

椎体後端部の側面には肋骨と連結する為の関節面である肋骨窩が存在します。

 

また、上位から下位に向かうにつれ、徐々に椎体は大きくなります。

 

 

腰椎

腰椎は最も大きく頑強な椎骨となっています。

 

上半身の重量を支える必要がある為、椎体は大きく、棘突起は長方形で短くなっています。

 

 

 

脊柱の関節

脊柱は「椎間関節」と「椎間板を含む椎体間の関節」で連結されます。

 

 

椎間関節

椎間関節は上位椎骨の下関節突起と下位椎骨の上関節突起からなる平面関節です。

 

上関節突起の矢状面に対する傾きが水平方向であれば、椎体の全面を滑り行い、垂直方向であれば、軸回線の抑制効果を高めています。

 

 

椎間板を含む椎体間の関節

椎間板を含む椎体間の関節は、線維軟骨結合による機能関節となっています。

 

機能関節とは、関節構成体を持たないが機能(動き)には重要となる関節です。

 

 

肋椎関節(肋骨頭関節と肋横突関節)

胸椎部には、胸骨を構成する肋骨との関節面である肋骨頭関節と肋横突関節があり、両者を合わせて肋椎関節と呼びます。

 

肋骨頭関節は2つの隣接する椎体で構成される一対の肋骨窩と、その間にある椎間板に接しています。

 

肋横突関節は肋骨の関節結節面と胸椎横突起上の肋骨関節面とを連結しています。

 

 

 

脊柱の靭帯

脊柱の靭帯は、黄色靭帯、前縦靭帯、後縦靭帯、棘上靭帯、棘間靭帯、横突間靭帯で構成されています。

 

 

黄色靭帯

黄色靭帯は、脊柱全体の屈曲を制限し、過度の圧迫から椎間板を保護しています。

 

 

前縦靭帯・後縦靭帯

前縦靭と後縦靭帯は、椎体の前面と後面にそれぞれ付着し、椎間板へ入り込み椎間板への補強を行っています。

 

また黄色靭帯と後縦靭帯は、脊髄の保護に関わります。

 

 

 

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参考文献

・工藤慎太郎:運動療法の「なぜ?」がわかる超音波解剖.P6-16.医学書院.2014

・工藤慎太郎:運動療法の「なぜ?」がわかる評価戦略.P140-145.医学書院.2017

・野村嶬:標準理学療法学・作業療法学専門基礎分野解剖学第3版.p130-140医学書院.2012