中脳 脳幹を理解する。〜脳幹の仕組み・働き編〜 脳幹は、脳神経、神経核、上行・下行路が密集し、わずかな病巣の違いによって症状や回復過程が大きく異なります。また、脳幹の病巣では、覚醒・随意運動・筋トヌース・感覚・姿勢・歩行・自律神経・眼球運動などの多彩な症状が活動に影響を及ぼします。...
中枢疾患 脳画像を理解する。〜延髄レベル(延髄錐体)編〜 延髄錐体の見つけ方として、延髄は「三段餅」の形をしており上段が「脊髄錐体路」。中段が「下オリーブ核」下段が「下小脳脚」である。延髄錐体の血管灌流域は、「脳底動脈、椎骨動脈、全脊髄動脈」が関与している。...
中枢疾患 脳画像を理解する。〜中脳レベル(中脳大脳脚)編〜 中脳大脳脚の見つけ方として、中脳は「ミッキーマウス」の形をしている。ミッキーマウスの耳の部分が「中脳大脳脚」となる。中脳大脳脚の確認は運動麻痺を評価する上で極めて重要。...
中枢疾患 脳画像を理解する。〜松果体レベル(内包後脚)編〜 内包後脚の見つけ方としてまずは、「松果体」を見つける。その後、尾状核、視床、レンズ核の間に囲まれた「く」の字型の内包を見つける。「く」の下側が内包後脚であり、前方から順に顔、上肢、体幹、下肢の順に錐体路が通る。...
中枢疾患 脳画像を理解する。〜皮質レベル編〜 今回は「錐体路の中心前回」を中心に脳画像を読み解いていきます。中心前回の見つけ方として、「ドアノブ」のような形をしている線(中心溝)と「レ」の形をした下線(中心前溝)を探します。また、ドアノブの丸み帯びた領域が、「手に関する運動野」です。...